元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(60)が始球式に登場した。

 「オリオンビールOKINAWAスペシャルデー」として開催され、マウンドにはオリオンビールのキャンペーンガールである平良優衣が上がった。具志堅氏は打席に立つ役だったが、平良と一緒にマウンドへ向かおうとした。球団キャラクターのマーくんに呼び止められ、あわてて打席へ向かう場面も。

 打席では、平良が投げた球を宣言どおり打ちにいった。ワンバウンドの球をバットの先に当てると、打球がファウルゾーンを転がる間に、なぜか三塁へ全力疾走。「沖縄までホームラン、打ちたかった。残念!」と悔しがったが、「自分としては頑張りました。気持ちは三塁の方に走りたいと向いたもんでね。テレビより、球場の方が広くて気持ちいい。ヒットは打てなかったけど、80点です」とご機嫌だった。

 捕手役は、具志堅氏と同じ沖縄・石垣出身の大嶺祐太投手(27)が務めた。始球式の後、同氏から「10勝しろよ」と励まされ、「本当に光栄です」と感謝した。同氏は前日に60歳の誕生日を迎えた。大嶺は、国際ボクシング殿堂入りのお祝いも兼ねて花束を手渡した。