阪神岩本輝投手(22)がNPB選抜の一員として9回に登板し、1回1安打無失点で勝利に導いた。「この点差で9回に(救援で)投げることはなかなかない」。2万649人の大観衆を前にしたストッパー起用だった。

 先頭の代打山足(立命館大)には中前打を献上。それでも続く6番谷田(慶大)の場面で山足が盗塁死し、1死走者なしとなった。

 そこから谷田を空振り三振、代打桝沢(亜大)を中飛に打ち取り「0に抑えられて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 試合後は楽天安楽や西武高橋光らと交流。「みんな球が速くて最後に一番遅い僕だったので、嫌でしたね(笑い)。次は(阪神の一員として戦う)シーズンでここで投げて、チームに貢献したいです」と貴重な経験を生かす。