オリックス近藤一樹投手(32)が4年ぶり勝利を手にした。

 先発して6回3失点(自責2)にまとめ、2011年8月31日ソフトバンク戦以来1411日ぶりの白星。1回に後藤に先制打を許したが、3回に味方打線が逆転。援護に守られ、淡々とイニングを重ねた。

 ウイニングボールを受け取り「ちょっと言葉が出てこないですけど…。うれしいですね。初回に失点する場面が起きてしまったが、最少失点で長いイニングを投げきろうと思っていた。野手の皆さんが点を取ってくれたので楽になった」と喜びをかみしめた。08年に2桁勝利を挙げた右腕はその後、度重なる右肘手術を経験。昨オフに戦力外となり育成契約を結んだ。4月に再び支配下登録され、今季3度目の先発でつかんだ勝利だった。