阪神和田豊監督(52)のタクトも大きな勝因だった。7月2戦2敗の先発能見は、この日が真価の問われるマウンド。バッテリーはこれまでの女房役だった藤井ではなく、今季初めて鶴岡を起用した。

 指揮官は「気分というか、ずっと藤井とコンビを組んでいて、藤井と悪いというわけでは決してなくてね。気分的なところで、勝ててなかったので、今日はコンビを変えました」と説明。変化をつけて刺激を与える采配は、能見の7回1失点の力投で実った。連勝で勝率5割に復帰。2位を堅守した。