右肘と右足首痛でファーム調整中のオリックス糸井嘉男外野手(33)が、後半戦1軍スタートとなる可能性が16日、高まった。球宴明け初戦の20日西武戦(京セラドーム大阪)での糸井の1軍復帰について、福良監督代行は「可能性はある。今のところ投げる方は厳しいようだけど、走るのが大丈夫ならDHとか代打でね」との考えを明かした。

 糸井は今日17日からの球宴に強行出場する。「少しでも期待に応えられるプレーができるよう頑張ります」とコメントした。辞退なら公式戦10試合欠場のペナルティーが科せられる。投票で選出してくれたファンに応えたい気持ちも強い。まだ打撃練習を再開したばかり。患部の状態はもちろん万全ではないが、プレー可能と判断した。

 右肘内側側副靱帯(じんたい)の損傷及び右腓骨(ひこつ)筋腱(けん)損傷で、4日に出場選手登録を抹消。1軍復帰まで3~4週間とみられていた。福良監督代行はコーチとして球宴ベンチ入りするだけに「状況を見ておくよ」と、今後に向けて糸井の状態をチェックする。