ダンディズム~♪ 阪神鳥谷敬内野手(34)が今日17日から始まるマツダオールスターゲーム2015に「ダンディグラブ」で臨むことが16日、判明した。4年連続6度目の球宴となり、今や常連メンバーの1人。過去5回は派手なカラーの球宴用グラブを使用してきたが、今回はあえて「ブラックメタリック」で大人な守備力を披露する。17日の第1戦(東京ドーム)は2番遊撃で先発予定だ。

 歌手谷村新司が「ダンディズム~」と唸るかどうかは不明だが、とにかくクールだ。4年連続6度目の球宴。鳥谷の相棒が一気にイメージチェンジされた。これまでの球宴用グラブを振り返れば、明るい色合いのレッドグラブなど派手なイメージが強かった。今回は一転、落ち着いた「ブラックメタリック」を選択。タレント・ジローラモばりの大人の色気が漂う-。そんな問いかけをサラリとかわした上で涼しげに喜んだ。

 鳥谷 ジローラモかどうかはともかく…。渋くて格好いいですよね。このグラブでいいプレーを見せられるように頑張ります。

 黒地ベースで赤ラインが入った鳥谷特注モデル。アドバイザリー契約を結ぶ久保田スラッガー社の担当者、和田卓也氏は過去の傾向を一新した理由をこう説明する。「鳥谷選手は今年で34歳。クールなイメージもあるので、渋くて大人なグラブを作ろうか、ということになりました。普段からオシャレな選手ですし、そういう部分も意識しました」。大多数の選手がここぞとばかりにド派手なグラブを披露する中、大人の落ち着きが際立ちそうだ。

 今日17日の第1戦(東京ドーム)は2番遊撃で先発予定。昨夏の球宴では日本ハム大谷と対決し、162キロをファウルした後、160キロを左前にはじき返した。今夏も「対戦できたら」と再戦を待ちわびている。「普段通りのプレーをやり切って」と話す通り、グラブ同様、落ち着き払った自然体のスタイルで野球ファンを沸かせるつもりだ。【佐井陽介】