オリックス谷佳知外野手(42)が、メモリアル弾で不敗神話を継続させる。今日24日からのソフトバンク3連戦に向けて23日、福岡・ヤフオクドームでの全体練習に参加。球団通算8000号にあと2本と聞いたベテランは、力強く名乗りを上げた。

 「あと2本か。頑張ろう! 自分はホームラン打者じゃないので外野の間を抜く打球が打てればいいけど、たまたまでも(スタンドまで)行けばいいね」。1年ぶりの福岡遠征。景気づけとばかりに、フリー打撃では今季新設されたテラス席に1発を放った。本塁打を打てば巨人時代の12年7月28日広島戦以来、ちょうど3年ぶりとなる。

 20日に1軍再昇格後は2戦連続安打。21日西武戦では2年ぶり適時打を放ち、お立ち台にも立った。今季の1軍在籍時はチームが6戦全勝。「このままずっと勝てればいい。負けるときもあるけど、できるだけ順位を上げていかないと。いい流れに乗ってるので」と“守り神”が白星を呼び込む。

 打順に関して福良監督代行は「あのへんで」と話し、引き続き7番左翼でのスタメンが有力だ。2000安打まであと74本としている42歳の大ベテラン。自身の快挙達成の前に、チーム区切りの一撃で前祝いとする。【大池和幸】

 ▼オリックスは今季59本塁打を放って球団通算7998本。通算8000本以上は(1)巨人9726(2)西武8466(3)中日8352(4)ソフトバンク8093の4球団。オリックスを追うのはセ3位の広島7757本、セ4位の阪神7621本。