来秋のドラフトの超目玉、創価大・田中正義投手(3年=創価)が最速「153キロ」で、プロを圧倒した。

 21日、創価大ワールドグラウンドで日本ハム2軍との「プロ・大学交流試合」に先発。日本ハム栗山英樹監督(54)ら首脳陣、スカウトも視察に訪れた一戦で存在感を見せた。

 2回に1点を先制され、迎えた3回。9番佐藤正を152キロで詰まらせ遊ゴロに仕留めた。2死で2番岸里にも152キロで空振り三振。4回には3番谷口を152キロで空振り三振で、イニングをまたぎ2者連続三振に切った。5回4安打1失点。毎回三振の計7三振の力投で、最速は球団のスピードガンで153キロを計測した。

 田中は「(栗山監督は)特に意識せず、打者1人1人を全力で抑えることだけでした。(プロ相手でも)ちゃんと指にかかったボールがコースにいけば、ある程度打ち取れることがわかった」と手応えを感じていた。