今季限りでの現役引退を表明している中日山本昌投手(50)が30日、ナゴヤドームで行われた1軍全体練習に合流した。10月1日、2日の最終カード広島戦(マツダスタジアム)に同行するとみられ、そこで引退登板する可能性が高まった。

 50歳まであと2日だった8月9日の登板で痛めた左手人さし指は完治にはほど遠く、ブルペン投球も再開できていない。ただ、この日はキャッチボールの流れから相手を座らせてバッテリー間の距離で軽い投球も行った。谷繁元信兼任監督(44)は「可能性はある。投げられる状況であるなら」と試合展開を見て送り出す方針。登板すれば史上初の50歳台登板になる。