来季の続投を要請されているDeNA中畑清監督(61)が、辞意を固めていることが1日、分かった。

 就任4年目の今季は、98年以来17年ぶりの前半戦首位ターンを決め、球宴中断中の7月中旬に南場智子オーナー(53)から来季の続投要請を受けていた。だが、後半戦に入ってからは黒星が先行。2試合を残す、この日の時点で最下位に沈んでいる。現場の長として失速の責任を重く受け止め、辞任の意向を固めた。2日にも南場オーナーと会談する予定で直接、意思を伝える。

 中畑監督が断腸の思いで決断を下した。前半戦の快進撃から一転、後半戦に入ってからは、29日の阪神戦終了時点で20勝36敗と苦しい戦いが続いている。順位も首位から最下位に急降下。現状の成績で来季も指揮を執り続けるという選択肢を拒んだ。「結果の世界で生きている。成績によっては責任をとる覚悟でやっている」。続投を要請された直後も即日回答を避け、目の前の試合の結果に執着して歩を進めてきた。