広島は8日、東出輝裕内野手兼2軍野手コーチ補佐(35)が球団側に引退の意志を申し入れ、了承されたと発表した。引退記者会見等の日程は未定。

 東出は98年ドラフト1位で入団。俊足巧打の内野手として低迷期のチームを支えた。実働14年で通算1492試合に出場。1366安打を放った。08年、09年には二塁手としてベストナインを獲得している。故障の影響もあり、13年、14年、15年と3年間は1軍出場がなかった。

 東出は「最後の3年はケガをして何もできなかった。ケガをするまでの14年はもがきながら何とかやってきた。これだけ浮き沈みがあった選手もいないんじゃないかな」と現役生活を振り返った。