ドラフト1位候補の駒大・今永昇太投手(4年=北筑)が、国学院大戦で救援し4回を2安打無失点に抑えた。12球団のスカウトの前で、3点ビハインドの6回からマウンドに上がり最速147キロで4奪三振。試合は敗れたが、春のリーグ戦を全休した左腕が徐々に感覚を取り戻してきた。

 駒大のエース今永が6回から救援し直球主体で無失点に抑えた。オリックスのスピードガンでは自己最速にあと1キロに迫る147キロを計測したが、「持ち味の真っすぐでファウルや空振りを取ることはできつつありますが、まだ完璧ではないし満足はできない」。左肩の腱板(けんばん)炎症で春を全休。今季もまだ勝ち星はないが、少しずつ本来の姿を取り戻している。