明大が、慶大を破り、2勝1敗で対慶大4季ぶりの勝ち点を挙げ、優勝に大きく前進した。4番菅野剛士外野手(4年=東海大相模)が、歴代最多タイとなるリーグ通算27本目の先制2点適時二塁打を放った。慶大・高木大成(元西武)が95年に樹立した記録に20年ぶりに並び、勝利に貢献。次週の法大戦で勝ち点を挙げれば、2季ぶりの優勝が決まる。

 明大4番菅野が、1回1死二、三塁から、左翼線に先制適時二塁打を放った。今季初の二塁打が、リーグ記録に並ぶ1本になった。「当てにいかないで、どんな形でもフルスイングした結果」と喜んだ。171センチと小柄だが、善波達也監督(53)は「インパクトが強く入る。広角に打てるようになった」と成長を感じている。プロ志望届を提出し、ドラフトで指名を待つ。「逆方向への打球が最後の最後に出た。緊張して待ちたいです」と言った。