前日22日のプロ野球ドラフト会議で、まさかの指名漏れとなった慶大・谷田成吾外野手(4年=慶応)が一夜明けた23日、ツイッターで心境をつぶやいた。

 「昨日はたくさん電話やLINEをありがとうございました。ここからまた2年後を目指します。現実を受け止め、全てを力に変えて、そしてまた今日から頑張ります。人間万事塞翁が馬。最高の2年間にします。この2年間を見てやって応援してやってください」。

 谷田はリーグ通算15本塁打を誇る「ヨシノブ2世」。ドラフト会議終了後には「だめでした」とひと言、ツイートを残していた。「何位までならプロ」など順位の縛りはなく、まさかの指名漏れ。プロ入りが確実視されたため、就職する社会人チームも決めていない状況だった。

 ◆谷田成吾(やだ・せいご)1993年(平5)5月25日、埼玉・川口市生まれ。川口リトルで野球を始め中1で世界大会準優勝。東練馬シニアでは中2夏に全国4強。慶応では1年春から4番で、3年時に高校日本代表としてAAAアジア選手権制覇。慶大でも2年連続で大学日本代表に選出。50メートル6秒2。183センチ、89キロ。右投げ左打ち。