ソフトバンク内川聖一外野手(33)の日本シリーズ出場が絶望的となった。肋骨(ろっこつ)を骨折していたことが24日、判明。新井チーフトレーナーによると、左第7、第8肋骨の骨折で、全治3週間と診断された。14日のCSファイナルステージ第1戦でファウルフライを追い、フェンスにぶつかった際に痛めたという。

 内川はその後も痛みを押してCSに出場。3試合連続決勝打を放っていた。CS突破後も練習にも参加していたが、昨夜、自宅で寝返りを打った際に痛みが強くなり、この日、福岡市内の病院で再検査を受けたという。

 新井チーフトレーナーは「今はバットが振れるレベルの痛みではない。今日のプレーは難しい」と話しており、この日の日本シリーズ第1戦は欠場が濃厚。工藤公康監督(52)は「今後の彼の野球人生もある。酷な言い方になるが、いないものと思って、考えるしかない」と険しい表情で話した。日本シリーズの出場は絶望的な状況になった。