東北福祉大(仙台6大学1位)が富士大(北東北1位)を破り、4年ぶり25度目の出場権を手にした。

 西武1位指名の富士大エース右腕、多和田真三郎(4年=中部商)は、この秋1度も登板することなく大学野球を終えた。右肩痛のため、投げられなかった悔しさはあったが「最後は本当にみんなが頑張ってくれた。いい試合ができた。悔いはありません」と、チームメートをねぎらった。

 大会中はベンチに入り、投手陣に声をかけてサポート。明治神宮大会に出場できれば「間に合っていた」と、登板に備えていたという。その思いは届かず「肩を完治させて、そこから投げていければ。みんなにいい姿を見せられたらと思う」と、プロで活躍して恩返しをする。