ヤクルト山田哲人内野手(23)が70年の長嶋茂雄に並ぶ、45年ぶりの日本シリーズ3打席連続本塁打を放ち、14年ぶりの日本シリーズ勝利に貢献した。

 1回の先制2ラン、3回の一時勝ち越しソロに続き、5回2死一塁から左中間に逆転2ランを放り込んだ。

 長嶋は2試合にまたがっており、同一試合での3打席連発は史上初。

 山田は「打ったのはストレート。バッティングカウントになったので、ストレートに絞って1、2、3で思いきっていきました。詰まっていましたが押し込めた分、風にも助けられてホームランになってくれました」と振り返った。

 試合後、お立ち台に上がった山田はファンの大声援を浴びた。「大きな声援をしてもらってそれが、自分のパワーの源だと思っている。ソフトバンクは強敵ですが明日も勝てるように頑張りたい」。強烈な粘りで食らいつくソフトバンクにセ・リーグ本塁打の山田が、記録づくしの3発計5ランで引導を渡した。ヤクルトが一気に勢いを取り戻した。