国内フリーエージェント(FA)権を保有するヤクルト畠山和洋内野手(33)が権利を行使せずに残留する決意を固めたことが1日、分かった。

 初めて得た権利に対し、他球団の評価を聞いてみたい考えも持っていた畠山だが、熟慮した結果、来季もヤクルトの一員としてセ・リーグ2連覇と、今季はあと1歩で逃した日本一を目指す結論に至った。

 畠山は「いろいろ考えた結果、残留しようと決めました」。日本シリーズの激闘から3日、ゆっくりと体を休める中で出した結論。「やっぱりヤクルトでやるのが一番かなって思いました」。そう言って、来季も、ヤクルトの一員として死力を尽くす構えを見せた。