西武脇谷亮太内野手(34)がFA権を行使することが4日、分かった。2度目の残留交渉を終えて球団に意向を伝えた。

 「2年前に西武に呼んでもらって自分自身、出場機会が増えて、まだまだやれるという思いが強くなる中で、10年かけてやっと取った権利。他球団の評価を聞いてみたいという気持ちが強くなって、行使することに決めました」と話した。巨人から人的補償で加入し、2年目の今季は118試合で打率2割9分4厘、3本塁打、22打点と10年のキャリアハイに次ぐ数字を残していた。西武に恩義を感じる一方で、新たな挑戦も選択肢に入れることを決断した。

 鈴木球団本部長は「球団としては宣言残留も認めたい。若手の刺激にもなっていたし、いなくなったら痛い」と話した。脇谷は推定年俸2400万円で補償の発生しないCランク。今後の動向が注目される。