来秋ドラフトの超目玉、最速156キロ右腕の田中正義投手(3年=創価)擁する創価大が敗れ、明治神宮大会出場を逃した。

 前日151球で完投した田中は、3点先取された直後の5回1死三塁から登板。死球後に連続三振で切り抜けると、6回まで5者連続三振。最速151キロをマークし、11三振を奪って無失点に抑えた。それでも打撃陣の反撃が2点止まりで敗戦。

 圧巻の投球だったが「悔しいです」とうつむいた。わずか1安打に抑え「気持ちがいつもより乗っていた。もう1点をもやれないという気持ちがああいう結果になった」と振り返った。

 これで、今季は全日程が終了。来季への課題は変化球の精度をあげ、「真っすぐと同じ腕の振りで投げたい」と話した。