ロッテ今江敏晃内野手(32)が10日、QVCマリンで会見し、保有する海外FA権を行使することを表明した。

 この日の朝、電話で球団に意思を伝えた。正午ごろ、球場を訪れ、権利行使の手続きも済ませた。

 会見の冒頭で「FA権を行使することを決めました。プロ野球の世界に導いていただいた球団。そして長年、苦労をともにしてきたチームメート球団スタッフ。そして千葉県民の皆さん。そして何より、いつも熱い応援をしてくれた千葉ロッテのファンに本当に感謝しています。この14年間は、本当に大切な時間でしたし、いろんな思いがありました。この決断に、本当に悩みました」と話した。

 最後は、目に涙を浮かべていた。ロッテは球団の方針として宣言残留を認めていないため、プロ入りから14年間在籍したロッテを退団することになる。