右肘手術のリハビリに取り組むソフトバンク柳田悠岐外野手(27)が27日、来年2月のキャンプをB組(2軍)で迎えることも視野に入れていると明かした。

 「開幕に間に合えばいい。キャンプもA組かB組か分からないけど、焦ってもいいことはない。無理をしないようにしたい」

 右肘関節の遊離体を摘出するクリーニング手術を13日に受け、24日にリハビリを開始。現在は右肘の可動域を広げるためのメニューを続ける。この日も西戸崎合宿所で約2時間半、リハビリメニューや下半身のトレーニングをこなした。

 12月下旬には軽めのキャッチボールを再開する予定。だが、バットを振り始める時期は未定で、2月のキャンプは一部別メニューでスタートする可能性もあるという。

 「まずは地道にリハビリメニューをやるしかない。今後のことは経過次第だし、どうなるかは分からない。年末年始もできる限りリハビリをしたい」

 新井チーフトレーナーも「無理はさせない。本人は振りたがると思うが、それを止めるのが我々の仕事」とくぎを刺す。今季はトリプルスリーを達成しリーグMVPで日本一連覇に貢献。来季は40本塁打、40盗塁を目指す男は、あくまで開幕を視野に、復帰への道を地道に歩む。【福岡吉央】