昨年限りでソフトバンクを退団した松中信彦内野手(42)が1日、福岡市内のトレーニングジム「トータル・ワークアウト福岡店」で記者会見し、現役引退を正式に表明した。

 スーツ姿で登場した松中は「私、松中信彦は2016年3月1日、19年間の現役を引退するということを決断いたしました。本当に19年間たくさんの方々に応援していただいて、本当に感謝しています。ありがとうございました」とあいさつ。

 「10月に退団後、わずかな可能性にかけてやってきましたが、現実はやはり厳しく、オファー、(入団)テストの機会を得ることもできませんでした。退団した時に2月いっぱいまでと自分で決めていましたので、昨日、自分の中で引退ということを決めました」と、胸の内を明かした。