楽天の塩見貴洋投手(27)が6日、ソフトバンクとのオープン戦に先発して4回2安打無失点3奪三振と好投した。

 前回登板の2月28日オリックス戦(練習試合)では生命線の制球が乱れ、4回6安打4失点を喫した。以降の1週間は連日のようにブルペン入りし、フォームのバランスを熱心に確認。右打者の内角をえぐるクロスファイアの精度と威力を取り戻した。

 「まだ納得いく球は投げられていないんですが、フォームのバランスが前回よりはよくなった。まだボールのスピンが足りないしフォークとスライダーの精度も悪い。納得がいくまでフォームを固めて開幕に臨みたい」と振り返った。

 試合後、梨田監督は「開幕3連戦で当たる相手にこの内容は評価できる。開幕2、3戦目のどちらになるか分からないが、投げてもらいます」と、開幕投手の則本に続く2人目の開幕ローテ入りを明言した。