巨人は8日、東京・大手町の読売新聞東京本社で緊急会見を開き、高木京介投手(26)が野球賭博に関与していたと発表した。

<球団会見 一問一答>

 -他の選手への聞き取りは行ったのか

 森田総務本部長 聞き取り調査は継続して行っております。調査をすることが再発防止にもつながりますから。

 -これ以上、他の選手が関わっている可能性は?

 森田本部長 調査を進めるには、いろんなところの協力が必須。本当の情報を持っているBさんに、調査に応じていただけない状況です。調査が難航しているのが実態。

 -球団として、福田 、松本竜元投手への連絡は?

 森田本部長 高木君の野球賭博に関与している節はないので、特にしていません。

 -高木京は八百長はやったと言っているのか

 森田本部長 やっていないと言っています。

 -高木京は野球賭博行為をどう受け止めているのか

 森田本部長 深く、深く、反省しており、ファンのみなさまに誠に申し訳ないと話しております。

  -調査が難しいということだが、警察に刑事告発して、捜査に委ねるという考えはあるのか

 森田本部長 警察への相談等については、詳細なコメントは差し控えます。相談はしています。

 -Bさんは暴力団ではないのか

 森田本部長 確証はないが、そういう情報は持っていません。

 -Bさんと連絡は取れないようだが、調べるすべなどはないのか?

 森田本部長 お話をうかがいたいと思って、何回も電話をかけていますが、応じてもらえない。民間企業ですから、これ以上どうすればいいのか、ということも考えないと。

 -球団の責任問題は

 久保社長 (14日予定の)燦燦会の総会、(16日予定の)激励会は中止すると決定しました。責任を明確にするために、オーナーの白石興二郎、球団会長の桃井恒和、最高顧問の渡辺恒雄の3名は辞任いたします。首脳が責任を取って辞任するということを持ちまして、3月25日の公式戦は参加させていただきたいと思っております。

 -公式戦参加の理由は

 久保社長 相手チームもあります。また、ファンのみなさまに立派なプレーを見せることをチーム再生の証しとしたいと考えております。私、久保は現職にとどまり、今後の球団運営に全力をあげることで責任を果たして参ります。

 -ファンにどう納得してもらうか

 久保社長 こういう形で2度、裏切ることになってしまって、申し訳ない。強靱(きょうじん)な体制とチームを作る。それが、これからの球団の責務だと思っています。