プロ野球の選手間で現金授受があった問題で、ソフトバンク、ヤクルト、阪神の3球団で新たに高校野球を対象にした現金のやりとりがあったことが22日、分かった。23日に12球団代表者会議を開き、対応を協議する。

 ソフトバンクは22日、野球賭博などに関する再調査の結果を公表した。野球賭博に関与した事例は出てこず、高田浩一郎管理統括本部長は「野球協約にある有害行為は確認していない」と話した。

 ただし罰金制度は慣例的にあり、遅刻など規律面や試合や練習中のミスが発生した場合に、500円~1000円程度とみられる金銭を支払った。オフの懇親会や備品購入などに充てられたという。

 また球団職員やチームスタッフが高校野球に絡み、金銭のやりとりがあったことも判明した。昨年の選抜大会を対象に、準々決勝に進出した高校の名前が書かれたくじを1人あたり3000円で1回引き、優勝校を引き当てた人物が総取り。球団は発覚した際に口頭で注意した。