プロ3年目の阪神横田慎太郎外野手(20)が1軍デビュー戦で持ち前の快足をアピールした。

 1回、先頭高山が出塁したが、送りバントのサインは出ない。ヒッティングが裏目に出て投前のゴロになる。併殺崩れで一塁走者として残ると本領を発揮する。2度目のけん制球を入れられた直後だ。思い切ってスタートし、左足から滑り込んで二塁を陥れた。「サインは出ていて、行くと決まって成功して良かった。得点に絡んだので良かったです」。

 機動力があるから凡打でも得点圏に進める長所がある。ヘイグの適時打でチームの今季初得点となる先制のホームを踏んだ。この日は4打数無安打。帰り際の駐車場では「試合前は結構、緊張したけど、試合が始まってからは先輩も声を掛けてもらって、良かったです。結果が出なくて悔しい。結果だけ求めてやります」と振り返った。