右肩手術からの復帰を目指すソフトバンク松坂大輔投手(35)が先発し、2回2失点で、日本球界復帰後、公式戦初黒星を喫した。

 14日ウエスタン・リーグ阪神戦以来、中5日での登板。日本球界復帰後、初の公式戦先発だった。

 初回は3四球を与え、2死満塁のピンチを招いたが、6番近藤を一ゴロに仕留め、無失点。だが2回に1死から4連打を浴びて2点を許すなど、最後まで制球に苦しんだ。

 この日は40~50球が目安とされており、投げた球数は52球。直球は今季最速の144キロを記録した。だが、ボールが高めに浮くことが多く「見ての通りです。全体的にボールが高かった。何球かいい球もあったんですけど、ゲームの中で修正できなかった」と話した。

 2、3軍の新本拠地、筑後での初の登板。試合開始時には入場券売り場に約100人が列をつくるなど、前日19日よりも326人多い1699人が来場。地元ファンの注目度は高かったが、期待に応えることはできなかった。