プロ野球の巨人、ロッテでプレーし、ロッテで監督を務めた山本功児(やまもと・こうじ)氏が23日午後、肝臓がんのため、北九州市内の自宅で死去した。息子の武白志選手が育成選手として所属するDeNAが発表した。64歳。兵庫県出身。葬儀・告別式などの日程は未定。

 兵庫・三田学園高から法大に進み、本田技研鈴鹿(現ホンダ鈴鹿)を経て1976年にドラフト5位で巨人入り。84年にロッテに移籍し一塁に定着すると打率3割1厘を記録し、翌年も2割9分3厘。この2年間はゴールデングラブ賞にも選出された。88年限りで現役引退。通算成績は1217試合で打率2割7分7厘、64本塁打、369打点。オールスターゲーム出場2度。

 引退後の89年からはロッテで打撃コーチや2軍監督などを歴任し、99~2003年は監督を務めた。打撃指導に定評があり、ロッテの福浦和也選手ら多くの主力を育てた。巨人でも1、2軍でコーチを務めた。