ソフトバンク城所龍磨外野手(30)が土壇場の9回に同点のホームを踏み、試合を引き分けへと持ち込んだ。

 9回、先頭斐紹の代打で登場。三遊間へのゴロを放ち、一塁にヘッドスライディングして内野安打で出塁すると、マーティンの連続ボークで三塁に進塁。福田のセンターへの当たり(記録は二失)で迷わずホームに突っ込んだ。

 「三遊間が広かったので、ずっとあっちを見ていた。詰まってでも塁に出たかった。何とか塁に出られてよかった」

 普段は俊足を生かして外野の守備固めや代走で起用されることが多く、球団が「城所待機中」と書かれたグッズを販売するほどだが、この日はベンチの指示で代打として待機していた。無事、ベンチの期待に応え「意気に感じて打った。代打で使ってくれたことに感謝したい」と、目を輝かせた。