楽天は6日、新外国人のジョニー・ゴームズ外野手(35)との契約解除を発表した。今月初めに本人から退団の申し入れを受け、了承。ウェーバー公示申請の手続きを行った。

 メジャー通算162発の長打力を請われ入団したゴームズは、開幕から18試合で打率1割6分9厘、1本塁打。4月22日に1軍出場登録を抹消され、25日には家族の事情から米国へ一時帰国していた。

 安部井寛チーム統括本部長は「家族の事情で一時帰国した後に、本人から、退団して今後の野球人生を考えたいという話がありました。再来日のスケジュールなどを何度も話し合ってきましたが、決意は固く、最終的にウェーバーの手続きを行いました。長距離砲として期待していた選手なので痛いですし、残念です。今後はチーム状況などをふまえて、球団としてできることをやっていきたい」と説明した。梨田監督は「仕方ない。いる選手でやっていくしかない」と話した。

 ゴームズは球団を通じ「最高のファンの前でプレー出来たことが、どれほど幸せなものだったか、この場を借りて皆さまにお伝えしたいと思います。ボールパークでの皆さまのエネルギーと情熱にあふれた応援が私の力となり、とてもプレーしやすい環境をつくり出してくれました。私の今シーズンは非常に短いものとなってしまいましたが、心の底から感謝しています。またいつの日か皆さまにお会いできることを願っています。本当にありがとうございました」とコメントした。