最下位に低迷するオリックスが、緊急補強として元中日マット・クラーク内野手(29)の獲得を進めていることが12日、明らかになった。

 外国人野手3人が思うように機能しない状態で新助っ人をリストアップ。候補者の中で、獲得に本腰を入れているのが来日経験を持つクラーク。一塁と外野を守れる左の大砲だ。

 中日には13年に所属した。春季キャンプ序盤、持病の常用薬に覚せい剤の一種アンフェタミンが含まれている可能性があり、米国では合法ながら大騒動となった。犯罪性はないとして残留。シーズンでは打率2割3分8厘ながら25本塁打、70打点とパワーを示した。現在のオリックス打線は本塁打、得点、打率がリーグワースト。長打で刺激を与えられる存在だ。