新日鉄住金広畑が、昨年の第1代表で都市対抗で準優勝した大阪ガスに逆転勝ちし、第1代表まであと2勝とした。

 7回まで今秋ドラフト上位候補の相手先発、酒居知史(23=大体大)の前に2安打無得点。だが2点を追った8回1死一、二塁から木戸地一希内野手(22=大体大)が適時二塁打を放ち、反撃を開始。救援した中谷佳太(22=天理)から大場勇希外野手(22=成美大)が同点打を放った。その後も押し出し、敵失でこの回5点を挙げて逆転。先発の森原康平投手(24=近大工学部)が2回以降は大阪ガス打線を抑え込み、2失点完投で5年ぶりの都市対抗出場に前進した。

 最速148キロ右腕の森原は「入社してからまだ東京ドームに行けてない。今年こそ狙いたい」と大学以来となる全国の舞台を見据えた。