初出場の中京学院大(東海地区)が昨秋明治神宮大会優勝校の亜大(東都)を破り、岐阜県の大学では初の4強に進んだ。東都王者の打線の前に立ちはだかったのは、エース柳川優太(4年=大垣日大)。相手に連打を許さず、7回の失策による1失点だけで完投した。「疲れもあって7、8回が一番つらかった。初戦を勝った時点で亜大とやりたかった。完投で勝ててうれしかったです」と喜んだ。

 普段は生活費と道具代を捻出できるよう、練習後に焼き肉店とスーパーのアルバイトを掛け持ちする。アルバイトを終えたあと、体幹トレに励む。「いずれはプロに行きたい」と高い目標を持つ左腕が、神宮で好投を続ける。