中日ドラフト1位小笠原がプロ最速150キロをマークした。0-11の5回から登板し、先頭石原の3球目に150キロを計測。4回まで11安打11得点と勢いに乗る広島相手に2イニングを投げ、無安打無失点。18歳が流れを止め、5回以降はスコアボードに広島の「0」が並んだ。しかし小笠原は満足していない様子。「(球速は)関係ない。空振りも取れてないので」と振り返った。

 後半戦は6連戦が続く。友利投手コーチは「先のことはこれから」と話すが、中継ぎで好投を続ける新人左腕がローテの谷間を埋める最有力候補。小笠原は「その時はその時。与えられたところでしっかりしたい。若いうちにガンガンいけるような投手になりたい」と表情を引き締めた。