試合後のセレモニーでは広島のチームメート、緒方監督らスタッフ全員がおそろいのシャツを着て祝福した。前面は座右の銘の「耐雪梅花麗(雪に耐えて梅花麗し)」だが、背面には「あの黒田さんがまさか…」と入団1年目に2軍で1イニング10失点したことが記されている。

 4月に新井が通算2千安打を達成する前は「まさかあのアライさんが…」と書かれたシャツを全員で着用。それだけに黒田は「新井の仕返しだと思う。僕もあそこからのスタート。まさかこんな日が来ると思わなかった」と笑った。

 ▼松田元オーナーの話 200勝は終点ではない。これからはもっともっと楽な気持ちで勝ちを積み重ねてほしい。新井とともにチームを変えて活性化してくれた。チームのために働くのが一番で、その後に自分に勝ち星が付けばいいと考えているのだろう。

 ▼鈴木清明球団本部長の話 1つの目標をクリアしてくれた。このプレッシャーの中でゼロに抑えられるのはたいしたものだ。

 ▼畝龍実投手コーチの話 大記録を達成したので素直におめでとうと言いたい。いろいろと苦労もあっただろうから。

 ▼小窪哲也選手会長の話 あの場に立ち会えたことが幸せ。これでチームが乗っていければいい。

 ▼石原慶幸捕手の話 すごくいいボールが来ていた。こういう節目で受けさせてもらってすごく幸せ。