日本ハム斎藤が見せ場なく散った。2回までに5失点。迎えた4回は2死を奪うも、再び乱れた。9番岡田に右前打を許し、続く金子侑に3打席連続四球を出して交代させられた。3回2/3を6安打5失点。好気配のチーム状況に水を差しかねない88球だった。斎藤は「チームが連勝してノッている時に、そういうこと(ゲームメークなど)ができなかったことが悔しい。最初から自分の投球ができなかった」と悔しがった。試合後、栗山監督に2軍での再調整を告げられた。

 早期降板で4回1/3を好救援した2番手の新垣も2軍降格が決まった。62球を投げ、間隔を空ける必要があることによる措置だった。栗山監督は心を鬼にして斎藤に伝えた。「申し訳ないけれど、勝負にいって打たれてくるのならいいけれど。佑樹が頑張らなければ、ああいうことになる」。首位ソフトバンクと4ゲーム差に開いて今日、直接対決3連戦を迎える。栗山監督は「切り替えもクソもない。下にいるから必死にやる」と勇ましく語った。