張本勲氏が31日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。現役時代、わざとノムさん(野村克也捕手)の頭にバットを当てたことを告白した。

 24日の中日-ヤクルト戦で、ヤクルト・バレンティンのスイングしたバットが中日杉山翔大捕手(25)の頭部を直撃。杉山は救急車で病院へ運ばれた。頭頂部からは出血。検査の結果、脳に異常はなく左頭部の打撲と切傷と診断された。その後27日に脳振盪特例措置の対象選手として1軍登録を抹消された。

 張本氏はこのプレーについて「これはわざとじゃないですね。私はわざとやったことがありますね」と告白。

 「これ、(捕手が)ヘルメットをかぶっているからまだよかった。私の時は野村さんだから、先輩だからヘルメットをかぶっていないんでね。手加減しましたけどね。あんまり(打席にいる打者に向かって)ささやくんでね。やったことあるんです」。

 両氏が現役当時は捕手のヘルメット着用は義務づけられていなかった。現在はヘルメットを着用しているが「捕手がバッターに近寄りすぎ。もうちょっと後ろに下がらないと。またやりますよ」と話していた。