歴代最多の400勝投手、金田正一氏(83)が28日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にゲスト出演した。

 番組内で二刀流の日本ハム大谷翔平投手が27日の西武戦で20号本塁打。プロ4年間での通算本塁打を38本とし、打撃も得意だった金田氏の通算本塁打(投手の歴代1位)に並んだことが取り上げられた。

 金田氏は「私にもプライドがありますから。はっきりと、ピッチャーで登板して打ったホームランと、DHで打ったホームランと区別して発表しなさいよ。中身が違う。そうしないと私にもプライドがありますから」と話した。

 金田氏は38本のうち登板時に36本、代打で2本を放っているという。大谷も今季、7月3日のソフトバンク戦に「1番投手」で先発出場。1回の第1打席で先頭打者本塁打を放った。これが4年目で登板時に放った初本塁打だった。

 金田氏は二刀流を続ける大谷について「ピッチャーですよ。大谷が20勝するくらいのね、途中でマメかなんかで休まんとね普通に投げとれば。試合の7割、いや9割、10割近くがピッチャーの力なんだから」と投手専念をすすめていた。