広島緒方孝市監督（４７）が来季３年目の指揮を執ることが１０日、決定的となった。球団首脳が明かした。

　鈴木ら若手を積極起用し育てた実績や的確な采配で就任２年目に２５年ぶりの優勝へ導いた手腕を高く評価。指揮官を支えたコーチ陣も留任を基本線に連覇を目指すことになる。

　◆緒方孝市（おがた・こういち）１９６８年（昭４３）１２月２５日生まれ、佐賀県出身。鳥栖高では甲子園に出場はないが、大型内野手として注目される。８６年ドラフト３位で内野手として広島入団。９５年、現在もセ・リーグ記録の１０試合連続盗塁。９６年オフに元タレントの中條かな子と結婚。９５～９７年盗塁王。９５～９９年外野手でゴールデングラブ賞。０８年に選手兼任コーチとなり０９年現役引退。引退後はコーチを務め、１５年監督就任。現役時代は１８０８試合、打率２割８分２厘、１５０６安打、２４１本塁打、２６８盗塁。１８１センチ、８０キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸７０００万円。家族は夫人と１男２女。