中日ダヤン・ビシエド外野手(27)が30日、中部国際空港から自宅のある米国向けて飛び立った。

 来日1年目の今季は3、4月にいきなり月間MVPを獲得する活躍。その後、成績が下降し、8月に左足首を痛めて最後まで本調子は取り戻せなかった。球団も本人も残留を希望しており、契約条件が折り合えば来季も中日でプレーする。

 119試合で打率2割7分4厘、22本塁打、68打点。「いいシーズンだったと思う。初めての日本生活で、野球のレベルも高く、がむしゃらにやっていたから少し疲れて成績が落ちてしまった。何をすべきか分かったから来年は違うと思うよ」と自信を見せた。

 アンダーソン・エルナンデス内野手(33)フアン・ハイメ投手(29)もそれぞれ帰国の途に就いた。3年目を終えたエルナンデスは出場機会を大きく減らし、64試合で打率2割4分9厘、5本塁打、26打点。「外国人枠の関係もあり、思ったような感じにはできなかった。でも言い訳にはしないよ」。最速165キロの触れ込みで抑え候補だったハイメは、右肩痛が長引き1軍出場を果たせず。「日本では多くのことを学んだ。メンタルや集中力のことだね」と話した。ともに来季の動向は未定だ。