中日は1日、名古屋市内の球団事務所で、大場翔太投手(31)に戦力外通告を行った。

 東洋大から07年大学・社会人ドラフトで6球団競合の末、ソフトバンクに1位入団。だが11年の7勝が最高と苦しんだ。昨オフに金銭トレードで中日に移籍したが、1軍出場はできなかった。通算は85試合で15勝21敗、防御率4・39。現役続行か、引退かは未定だという。

 「自分の立ち位置は分かっていたし、予想していた。全然戦力になれず申し訳ない気持ちが一番強い。小さいころから野球をしてきて、両親や仲間のサポートのおかげでプロで9年間もできた。すごく感謝しています」と話した。

 この日、球団事務所に呼ばれたのはすでに引退を表明していた雄太、岩田も含め8人だった。育成契約だった多村仁志外野手(39)は引退を表明。西川健太郎投手(23)は現役続行を目指し、トライアウトに参加予定。ほかに育成選手の川崎貴弘投手(23)石垣幸大投手(20)呉屋開斗投手(19)。