西武鈴木葉留彦球団本部長(65)が1日、次期監督の就任を要請しているOBで今季は中日の作戦兼守備コーチを務めた辻発彦氏について初めて言及し「今日明日には返事があって、次のステップにいけるのでは」との見通しを示した。守りの名手として活躍した同氏に、守備面再建の期待を伝えた。「いい話はできたと思う。指導者として厳しさを持っている。適任だと思っている」と受諾へ好感触を得ており、明日3日にも就任発表、会見が行われる見込みだ。

 またこの日、球団は田口昌徳バッテリーコーチ(46)と小野寺力2軍投手兼育成コーチ(35)から退団の申し入れがあり、これを了承したと発表した。新体制のコーチ人事に関して、鈴木本部長は「もう1回しっかり考えなくちゃいけない。新監督の意向を尊重したい部分もある。組閣もすぐに、とはいかない」と説明。適材適所をじっくり見極めていく。