ヤクルトが、ウラディミール・バレンティン外野手(32)を来季の戦力構想から外していることが3日、分かった。

 3年契約最終年の今季は132試合に出場し、打率2割6分9厘、31本塁打、96打点。13年には60本塁打のプロ野球記録を樹立するなど実績は申し分ないが、守備力の低下、度重なる故障、高年俸などの点から残留は厳しい状況。退団となれば、争奪戦となることは必至だ。

 ◆ウラディミール・バレンティン 1984年7月2日、オランダ領キュラソー島ウィレムスタット市生まれ。セントポールコーリションから00年、ドラフト外でマリナーズ入団。07年に大リーグ昇格。09年途中にレッズ移籍。大リーグ通算170試合で113安打、15本塁打、52打点、打率2割2分1厘。11年にヤクルトに入団すると、初年度から3年連続本塁打王。13年は日本記録のシーズン60本塁打で最優秀選手。12、13年ベストナイン。13、14年最高出塁率。185センチ、100キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸3億6000万円。