DeNA先発の井納翔一投手(30)が、7回7安打2失点の粘投でリリーフ陣につないだ。気迫を前面に押し出した投球でマウンド上でガッツポーズを繰り返した。1点のリードを守ったまま2番手田中にバトンを託した。

 今季から登板前のルーティーンにしている“マウンド作文”も敢行。1回は「決闘」、3回は「ガマン」、6回は「低く」、7回は「決闘 18」とマウンドに書き記した。「『決闘』は字画が多くて時間がかかるけど、1番打者が(坂本)勇人ですし、いい打者なので自分の間合いをつくる意味でもしっかりと書いた」と意図を説明。登板最終回で付け加えた「18」は「日本一になって三浦さんを、もう1回、胴上げしたいので」ときっぱりと言った。