広島黒田博樹投手が18日、今季限りで現役を引退することを表明した。チームメートや対戦相手として黒田と接した阪神金本知憲監督のコメント。

 「米国から帰ってくる時、カープ1本と言っていました。その言葉を貫いて優勝に貢献したことは本当に素晴らしく思うし、心からおめでとうと言いたい」。

 同じユニホームを着た黒田の若手時代を思い出し「飾らない性格で、得意淡然、失意泰然という言葉がピッタリ。ひ弱さもあったけど年々たくましくなった。振る舞いなども本当に手本になる投手で、常にチームのことを思っていた」と振り返った。

 その他の一問一答は以下の通り。

 -藤浪が日本代表入り

 金本監督 本人も言ってたけど、一流選手の集まりだからね。一流投手のいろんな話を聞いたり、いっぱい吸収してきて欲しい。俺が言わんでも分かる選手だし。

 -3月の本戦にも期待

 金本監督 行くからには活躍して欲しいし成長して欲しい。経験を積んで一回りも二回りも大きくなってね。

 -大和のスイッチ挑戦はプランを温めていた

 金本監督 中谷のサード、原口のファーストと同じ考え方で、可能性を見いだしてやるというかね。足が遅かったらスイッチにはチャレンジさせない。

 -判断基準は来年2月

 金本監督 そうやね。本人が無理ですと言うかも知れないし、いけると言っても俺たちがやめとけというかも知れない。チャレンジ、トライするということ。

 -フェニックス・リーグでは江越、横田らが苦戦

 金本監督 好不調の波が激しい。いい時は1軍の投手も打つけど、悪くなるとフェニックス(2軍)レベルも打てなくなる。何とかしないと。

 -ドラフトで新人がくれば来年ウカウカできない

 金本監督 そういうこと。でも、もともとまじめなタイプ。考え過ぎているところもあるかも知れない。