桜美林大・佐々木千隼投手(4年=日野)は2度目の入札で、創価大・田中を外した日本ハム、巨人、広島、ロッテと、明大・柳を外した中日の5球団が入札。抽選の結果、ロッテが交渉権を得た。

 佐々木は最速153キロの直球が武器の右腕で、日米大学野球では主力として活躍。リーグ戦では今春から秋にかけ巨人菅野(東海大)が持つ53イニング無失点、年間7完封のリーグ記録に並んだ。

 都立校の日野出身。高校では1年夏に三塁の控えとしてベンチ入り。3年春からエース。高校通算33本塁打を放ち最後の夏はベスト8入りした。

 桜美林大からは初のドラフト1位指名。

 また、都立高校出身選手のドラフト1位指名は90年に日本ハムから1位指名を受けた住吉義則内野手(箕島-竹早-プリンスホテル)以来。ただ、住吉は竹早ではプレーしておらず、佐々木が都立出身初の1位指名選手になる。

 ◆佐々木千隼(ささき・ちはや)1994年(平6)6月8日、東京・日野市生まれ。小2から日野イースタンジュニアで野球を始める。ポジションは主に三塁手。小6から投手。三沢中では軟式野球部に所属。ポジションは投手、三塁手、外野手。日野では1年夏に三塁の控えとしてベンチ入り。3年春からエース。桜美林大では1年春に初登板。181センチ、83キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄2人。