ソフトバンク工藤公康監督(53)が2日、FA権を持つ森福允彦投手(30)、高谷裕亮捕手(34)の残留を願った。キャンプ休日のこの日、FA権を持つ選手について問われ「直接、こちらからは何も話していない。宣言しなければ今まで通り。来季もいてくれることがベスト。当然です」と語った。

 工藤監督も現役時代、94年オフに西武からダイエー、99年オフには巨人へと2度FA権を行使しているだけに、選手の権利であることは理解している。その上で、工藤監督は「森福は今季50試合投げてくれたし、高谷は左膝の手術はあったけれど、それ以外はやってくれた」と、高く評価しており、来季も戦力として考えている。この日も球団にFA権行使の届け出はなかった。