社会人野球の強豪・三菱重工長崎と三菱日立パワーシステムズ横浜(神奈川)が統合することが11日、分かった。三菱重工業スポーツ部門の再編に伴う統合でチームを強化する狙いもある。

 三菱重工長崎は1917年に創部。三菱重工業を母体とするチーム内で屈指の長い歴史を持つ。都市対抗は17度出場で準優勝2回、日本選手権は11度出場で01年に初優勝。巨人杉内、元横浜篠原(現DeNA投手コーチ)ら多くのプロ選手を輩出した。

 三菱日立パワーシステムズ横浜は、三菱重工横浜として1964年に創部。14年2月に現チーム名に改称された。都市対抗は7度、日本選手権は5度出場し、最高は4強。14年に中日ドラフト1位で野村、同年4位でDeNAに福地を送り出すなど、関東の強豪として地位を築いている。