来季V奪回を目指すソフトバンクが、来春のキャンプを宮崎、筑後の分離形式で行う方向で最終調整に入ったことが17日、分かった。1軍メンバー主体のA組が宮崎(生目の杜運動公園)、リハビリ組などを含む2、3軍メンバーのB組がファーム施設のある福岡・筑後市でキャンプを張ることになる。

 全軍合同が恒例となっていたホークスの春季宮崎キャンプだが、来春は1軍メンバーに特化した形に生まれ変わりそうだ。工藤監督も就任1年目から合同キャンプを継続してきたが、勝負の年となる来季は1軍特化に球団もかじを切る方向。すでに稼働している筑後市のファーム施設の存在も大きく、本拠地ヤフオクドームのグラウンドと同規模のメイン球場に加え、来春からはサブ球場も全面使用が可能。室内練習場もあり施設面でも問題はない。

 球団ではすでに筑後でのB組キャンプに向け、選手宿舎となる宿泊施設の選定作業に入っている。選手の入れ替えも筑後~宮崎は九州新幹線&バスを利用すれば3時間ほどで移動可能。問題はない。